夏の盛り、戦火に焦土と化した地に敢然と咲いた一輪の夾竹桃。絶望から希望へ、可憐な花の強靭な生命力は甦りのイメージとなり、、人々に生きる勇気を与えた。繁栄を謳歌する今日、平和の永久に続かん事を希いつつ、香り溢れる彼の花を機上に咲かせてみたいと思った。本品は、広島市制40周年を記念して、奇跡的な復興を遂げた広島市が、従来の「原爆」の忌まわしいイメージを脱却して、平和と繁栄が永久に続かん事を祈念し、21世紀に向かっての未来志向で制作されたものである(駐バチカン大使の信任状捧呈式の際の記念品としてローマ法王に納品)